かなり強烈に光が差し込んだシーン。彩度は高いのですが、妙にコントラストを上げてしまうような画のチューニングは行われず、空気中で拡散する光がそのまま写り込んで、見た目に忠実。非常に好感の持てる画作りです。風景撮影を行っていて、いつも思うことですが、被写体である風景は動きません。しかし一瞬たりとも同じ光景は無く、移ろっていきます。これが本当に楽しいですよね。風景を撮りに行くことだけを目的に出かけたことのない皆様、ぜひ一度試してみてください。伸びやかな景色の中ですっと深呼吸、そしてファインダーを通して風景を見つめる。きっと楽しいですよ。