35mmフルサイズ |
36×24mm | 一般的なフイルムカメラ、デジタルカメラの面積。 |
APS-C |
23.4×16.7mm | デジタルカメラに多く採用されるサイズ。各社で若干のサイズの違いあり。 |
Super35mm(RED ONEなど) |
24.4×13.7mm | 劇場映画撮影で主流のセンサーサイズ |
フォーサーズ&マイクロフォーサーズ |
17.3×13mm | オリンパス、パナソニックが採用するセンサーサイズ |
2/3インチ |
8.8×6.6mm | 放送用ハンドヘルドビデオカメラで一般的なサイズ |
1/2インチ |
6.4×4.8mm | 業務用ハンドヘルドビデオカメラで一般的なサイズ。※コンパクトデジタルカメラもこのサイズに近い。 |
1/3インチ |
4.8×3.6mm | 民生用ハンドヘルドビデオカメラで一般的なサイズ。※コンパクトデジタルカメラもこのサイズに近い。 |
RED ONEで用いられるセンサーは、フォーサーズ/マイクロフォーサーズより大きく、APS-Cより小さいといった大きさ。お馴染みのデジタル一眼レフがライブビューだけでなく、動画撮影機能を備える凄さがおわかりいただけるかと思います。キヤノンEOS 5D MarkⅡにいたっては、面積比2.5倍以上大きなセンサーを積みながら20万円台のプライス。この面積比は喩えれば35mmフイルムと中判フイルムの645フォーマットの違いに近いのです(面積比約2.7倍)。35mmフイルムから中判フイルム645フォーマットにステップアップ経験がある方は、645フォーマットの階調の豊かさに最初は驚かれたことでしょう。センサーサイズの違いが即画質に結びつくとは完全には言い切れませんが(画質を決めるファクターは多々あります。またの機会に)やはりセンサーサイズは大きいことに越したことはないのです。
劇場映画撮影に用いるビデオカメラより大きなセンサーを積んで、猛烈にリーズナブル。映画ライクな撮影目指して、ちょっと手を出したくなりますよね。
仕事での撮影となると機材をガンガンに振り回すことがどうしても多くなるため、信頼性を買うつもりでフラッグシップのカメラを使う機会が増えます。この度の取材で久しぶりにローエンド/ミドルレンジのカメラを使う機会に恵まれましたが、これがもの凄くよく写るのにビックリ。ローエンド/ミドルレンジのカメラでも解像度を問われなかったり、シーンを限定すれば十二分に活躍してくれます。女性のポートレートなんて産毛どころか毛穴まで写ってしまい困ることすらあります。映像の機能にフォーカスしてますが、スチルカメラとしても各機種十二分の実力を持っています。
円周魚眼から、使うかどうかはさておき1000mmオーバーの超望遠まで。また各種のズームレンズもバラエティ豊かに揃い、きめ細かい画角調整による画作り。さらにはF1.2などの超ハイスピードレンズまで。何を用いてどう使うか、それともレンズに遊ばれるか、それはあなた次第。