オリンパスのPENシリーズは現在3世代目。これまでクラシカルな外観でシリーズの本流となる「PEN」と、機能やスタイルをシンプルにまとめた「PEN Lite」という2つのラインナップで展開されていましたが、今回さらに小型軽量となる「PEN mini」が誕生しました。その名もE-PM1。元々ミラーレス一眼としてコンパクトなシリーズでしたが、さらにボディがコンパクト＆スマートにブラッシュアップされています。カラーバリエーションもシリーズ最多の6種類。よりファッショナブルに、スタイリッシュに、いつでも持ち歩けることを目指したカメラと言えるでしょう。

実際、何の先入観もなくこのカメラを手にしたスタッフが「まるでコンパクトデジタルカメラみたい」と漏らしました。おそらく開発者にとっては「してやったり」という感想ではないでしょうか。外観については前回のレビューを参考にしていただくとして、今回はこの新しいカメラで撮り歩きをしてみます。

使っていて感じたのは、やはりその大きさ。通勤鞄やハンドバッグに入れても無理がなく、パンケーキレンズとの組み合わせならポケットに入れて出かけることもできるサイズです。写真が好きでも休日くらいしか持ち歩けなかった方や、E-P3でも少し大きいと思っていた方などに、大変うれしい選択肢が増えたと言えるでしょう。

「いつも持ち歩けること」「いつでも撮れること」がいかに大切か、写真好きの方ならきっとお分かりのはず。写真の楽しさを追求しつづけるPENシリーズであればこそ、小さくて、誰もが使える本機種は、その最右翼となってくるかもしれません。PENシリーズの面白さを知っている方はもちろん、これからデジタル一眼をはじめる方にも最適な選択。「デジカメ欲しいんだけど、何がいいかな？」なんてよく聞かれる貴方にも、おすすめの逸品です。