ハンディプロセッサーで料理のやる気アップ!

料理のコツは塩梅。お湯を沸かすだけのシンプルな構造・調理。だから「かんたん」「確実」に美味しい。

忙しいとつい「煮る」「焼く」「炒める」で終わる料理で間に合わせてしまう。それ以上に手間をかけると料理のバリエーションがとたんに拡がるとわかっていても作業を想像して億劫に。そんな人に今回はハンディプロセッサーをおすすめします。手では労力も時間もかかる作業もササっと終わってしまい、後片付けもよく考えられていて、キッチンの片隅に常に置いておける機能美。おすすめです。

(1)水を入れて(2)具材を入れて(3)タイマーON。試しに野菜だけを蒸して食べてみてください

「煮る」「焼く」「炒める」からの「もう一歩」は、とたんに奥が深くなるのが料理。ハンディプロセッサーを手にすることで、自然に色々な料理へと向かうことになるでしょう。自分で作れるとは思っていなかった料理の世界に連れて行ってくれます。やっぱり買っちゃえば使いたくなりますし、使えばいきなりあなたを「料理上手」の世界に。ぜひハマるきっかけにしてください。

調理もシンプル、あと片付けもシンプル 忙しくても確実に美味しい

そもそもハンディプロセッサーって何?・・・という人に。つぶす、混ぜる、泡立てる、砕く、刻むといった作業を行える調理家電です。たとえばタマネギのみじん切りなら、半分に切り包丁で縦横に筋目を入れて刻んでいくという今までの行程を、容器に2-3cm角に切り刻んだタマネギを放り込んで、プロセッサーの先を突っ込んでスイッチを入れるだけ。一瞬で終わってしまいます。包丁でやるとなると結構面倒くさいもので、作業に時間はかかるし、切り刻んだタマネギがあちこちに散らばってイライラしたり。つまりフードプロセッサーはこんな作業を圧倒的に素早く、均一にやってくれる調理家電なのです。刃先(アタッチメント)を交換することで様々な調理作業に対応できるため、まさに一家に一台欲しい家電ですね。


キッチンに常に置いていてくださいと言わんばかりの機能美。うまく収納できて、実際にキッチンにそのまま置いていてもコンパクトでそんなに邪魔にならないと思います。箱を開けるとクッキングレシピも付属。ページをめくるとウッキウキに。

バーミックス M200DX [ブレンダー ホワイト]

※呼称について
その他に「ハンディフードプロセッサー」「ブレンダー」といった呼び方があります。このページでは「ハンディプロセッサー」と呼ぶことにします。

お店でガッカリすることの多いポタージュファンに「手作りコーンポタージュ」

スプーンに我が家の台所光景が写り込んでますねえ。すみません締め切りに追われていました。

コーンポタージュは手作りにかぎります

とうもろこしといえば夏。今作っておきたいスープですね。そこそこのお店で頼まないと美味しいコーンポタージュにはなかなか出会えません。かといって手作りとなると・・・。そこでバーミックスを使って作ってみました。その味たるや感涙もの。思わず大量に作って冷凍しようかと思ってしまいました。冷凍->解凍でどの程度味が落ちるのかは不明なのですが。

 

 

用意するもの

とうもろこし 2本(300g程度)
玉ねぎ 1/2個
バター 大さじ1
カップ1
固形スープの素 1/2個
牛乳 お好みで1〜1.5カップ
適量
コショウ 適量

 

こすかこさないか

バーミックスを使うとかなりなめらかな状態のスープになりますが、さすがに豆類のスープでは気になる方も多いかと思います。こさない状態でも美味しいです。このあたりはお好みで。今回はこしてみました。

 

塩・コショウは控えめに

固形スープの素が入りますので、塩コショウは「ちょっと足りないかな?」ぐらいがちょうどよいと思います。他の料理の感覚で入れると、とうもろこしの味を殺してしまうので要注意です。

 

 

さて調理を始めます。まずはとうもろこしの実を削ぎ、玉ねぎを炒めます。

 


(1)とりあえず剥いてしまいます



(2)包丁でとうもろこしの実をそぎ落とす感じで


(3)玉ねぎを細切りに


(4)まずバターを鍋に入れて温め、玉ねぎをさきに炒め始めます。その後、とうもろこしをいれて炒め合わせます。

 

 

コトコト20分煮込みます

 


(5) 固形スープの素と水を入れて弱火で20分


(6) 20分後こんな感じに。

 

 

さて、バーミックスの登場です!具を潰し、こして、最後に牛乳をいれて温めます

 


(8)あつあつのお鍋に迷わずバーミックスを突っ込みます。お鍋に傷がつかないの??・・・ご安心ください。回転部が接触しないようになっています。とうもろこしの原型がわからなくなるまでバーミックスで潰します。


(9) だいぶ潰れてきました。ここまでほんのわずかな時間です。これを手でやるとなると大変です。


(10)目の粗いざるとヘラでこしていきます


(11) こし終わるとこんな感じに。鍋に移します


(12)牛乳を加えます。生クリームをいれるとさらに美味しく仕上がります。このへんの分量はぜひお好みで


(12)よく混ぜながら温めます


(13) できあがりました!クリーミーでコクのあるコーンポタージュ。手間をかけても自宅でまた作りたい一品です。

二品目は一発芸的な「皮なしソーセージ」

つくね? いえいえ、立派なソーセージです。

本来ソーセージとは腸詰め・燻製するものですが、皮なしのソーセージをバーミックスとオーブンだけで作ってみます。本当に美味しいソーセージをお店で買うとなると、結構な金額になりますが、皮なし、燻製無しでもなかなか味わい深いソーセージに。ぜひ一度おためしください。

 

 

用意するもの

豚バラ肉 150g程度
豚もも肉 200g程度
卵白 1個分
生クリーム 大さじ2.5
片栗粉 大さじ1
小さじ1
コショウ 適量
ナツメグ 適量
乾燥バジル 適量
乾燥パセリ 適量
ガーリックパウダー 適量
ケチャップ つけあわせに
粒マスタード つけあわせに

左記の分量で7-8本できると思います。本数に応じて分量を増減してください。基本的に混ぜ合わせてオーブンで焼くだけですのでカンタン。オーブンはガスオーブンでもオーブンレンジでも構いません。

 

 

まず下準備。

 


(1)豚肉をそれぞれ2-3cm角程度に切っておきます。


(2)バーミックス付属の容器に豚肉を入れてミンチにします。今回の分量では少し容器に対して多めなので、何度かに分けて調理されるとよいと思います。ミンチ具合ですが、あらびきがお好みの方は適度にとどめておいてください。


(3)ミンチにした豚肉を付属の大きめの容器に移し替えて、生クリーム、塩、コショウ、卵白、片栗粉、その他ハーブ類を一気に入れてしまいます。


(4)容器に入れ終わったら、バーミックスでガーッとこねます。


(5) こねおわったら、手に取り、お好みのサイズで形を整えます。この時、手にサラダ油を塗っておくとやりやすいでしょう。


(6)キッチンペーパーで具を包み、最後に両端を捻っておきます。


(7)はい準備完了。あとはオーブンに入れて焼くだけ。


(8)220度ぐらいにオーブン庫内を予熱しておき、余熱が終わったら素早くソーセージを並べていきます。17分ぐらいでいい具合に焼けると思います。


(9) 焼き上がりました。画的にはどうかと思いますが、焼き上がりの図。まあ食べてみてください。ちゃ〜んとソーセージの味ですよ。太めに作っておくと、これまた贅沢な食べ心地です。

ハンディプロセッサーを手にしたら絶対やりたくなる「ディップ」

野菜もディップがあれば本当に美味しい!

野菜につけて食べても、パンに挟んで食べても美味しい「スモークサーモンのディップ」

バーミックスがあれば、容器に入れてガーッとやるだけ。それなのにこんなに美味しい!主とする具を今回はスモークサーモンにしましたが、色々とお試しください。

 

 

用意するもの(2人分)

玉ねぎ 小さいサイズの1/8個(20gぐらい)
パセリ 少々
スモークサーモン 60g
サワークリーム 40g
マヨネーズ 20g
小さじ1
少々
コショウ 少々

今回はサーモンそのものの形が見えないぐらいにしてしまいましたが、サンドイッチに使うなら、もう少し粗めにするのがポイント。また割愛しましたが、マヨネーズも市販のものではなくバーミックスで作るとさらに美味しさアップ!

 

 

簡単すぎて解説にならないのですが・・・

 


(1)玉ねぎ、パセリを適当な大きさに切り、その他の材料と一緒にバーミックスに付属する大きめの容器へ入れる。


(2)お好みでレモンを搾ってもいいでしょう。


(3) あとはディップの使い道に合わせたきめの細かさに、バーミックスでガーッとやるだけ。これでおしまい。






あとがき


今回のバーミックス企画の言い出しっぺは編集長でした。「大根おろしをバーミックスでやって、手でおろしたのと同じ味を!」という。。。はい、実際やってみました。写真左がおろし金を使って手でおろしたもの。写真右がバーミックスでおろしたもの(粉砕?)。何度か色々と試行錯誤してみましたが、味は言うまでもなく手おろしの圧勝でした。

 

これはバーミックスが悪いというわけではなく、私たちは長年おろし金で作られた大根おろしを「大根おろし」と認識しているわけです。鉄の板にギザギザの穴、そこに大根を押し当て、大根がおろされていく。そのバランスでうみだされる「大根おろし」。機構もまるで違うバーミックスで同じ事をやれということ自体がムチャなのです。バーミックスでおろした「大根おろし」は非常にクリーミー。これが好きな人もいるかもしれませんし、これから増えていくのかも。

 

・・・ということで、今回ハンディプロセッサー(ブレンダー)のバーミックスを特集してみましたが、冒頭にも書きましたとおり、料理の面倒なところをキッチンの片隅においたこのバーミックスが片手で片付けてくれる。バーミックスでできることを料理に組み込むと、とたんにバリエーションが拡がります。そんなところが、料理に対するモチベーションにつなげてくれるのではないでしょうか。

 

また、料理に凝ってみたい人には、バーミックスを買うと色々なレシピがまとめられた本が付いてきます。バーミックスをきっかけに、色々な料理にトライできることと思います。ぜひ楽しい料理ライフのきっかけに。また色々とお役立てください。

 

 

 

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